矯正治療中のブラッシング

 矯正治療を始めると、お口の中にはたくさんの治療器具が入るため、食べかすやプラーク(虫歯、歯周病菌)がつきやすくなります。ブラッシングをおこたると虫歯、歯肉炎、口臭などをひきおこし、せっかくの矯正治療がだいなしになってしまいます。矯正装置がはずれた時に虫歯のないきれいな歯並びになるように、ていねいに歯みがきをしましょう。

 

    

マルチブラケット装置のみがき方


装置の外側にブラシをまっすぐあて
2,3本ずつ横に小さく動かす

装置の上側にブラシをあて
歯と歯茎の境を細かく動かす

装置の下側にブラシをあて
2,3本ずつ横み小さく動かす

ワイヤーの下は歯間ブラシを数回上下に動かす 
ワンタフトブラシも活用してください

奥歯の内側はブラシをななめにおしあてて1番奥から小さく動かす
咬む面も1番奥からブラシを小さく動かす
チュウブのまわりもていねいに

パワーチェーンや、コイルスプリングの所は歯間ブラシやワンタフトブラシを活用

インプラントピンのまわりも
ワンタフトシステマブラシできれいに

お口の裏側の装置


バンドや主線などの金属にも歯ブラシでブラッシングしますが、
スプリングやSTロックの細い針金部分は強く磨くと壊れやすいので、
ワンタフトブラシがお勧めです

インターケナイン(歯の裏側の固定式の保定装置)は
下前歯裏側に装着することが多いですが、歯石がつきやすい場所なので、
歯ブラシのかかとを使って小さく動かしブラッシングします。

リテーナーなど取り外し式装置のお手入れ


その他取り外しができる装置は、毎日歯磨きをするときに、水を流しながら歯ブラシを使って全体をきれいにします。においや汚れが付きやすいので、2、3日に一度は専用の洗浄液につけて十分に水洗してください。